はいとく先生はFanzaやdssiteなどの大手エロコンテンツでダウンロード出来るエロ同人作家さんです。
作風は母と子のラブラブ近親相姦者や、貧乳の叔母をセフレにする話など、その作家名通り背徳感に溢れた内容になっています。


母と子が恋人同士に変わるには2人の葛藤をリアルに表現しなければいけません、親戚の叔母さんをセフレに調教するには手順を精密に描かないとつまらない作品になってしまいます。どんなに画力が優れていてもそこを抜きにすると陳腐な何処にでもあるエロ漫画になってしまい端的に言って抜けません。

画力のほうはご本人もあとがき内で仰っている通りそれほど上手ではないです。しかしはいとく先生の作品の凄みは画力では無なくセリフであり、関係性です。
チン●擦る方も真剣です、今日一日を以下に良く生きるがこの一発に全てを委ねているといっても過言ではありません。はいとく先生の性描写は我々のそんな真剣な要望にしっかりと答えてくれます。

例えば以下の台詞、
キャバクラの名刺が夫のコートから出てきたことを愚痴る母(2人は裸で乳繰り合いながら話しています)
母 結局若い子がいいんでしょ!
子 俺も若い子じゃん
母 あんたとは親子だからいいの。
あの!お母さんの詳細 温泉編より
直前までの激しい中出しセックスをの間に挟まれる母と子の危うい会話が恋人から母子また恋人のダイナミックな関係性の変化を楽しむことができます。
はいとく先生の作品の真髄はリアリティーの感じられる会話で読者のチン●を勃起させる事であり画力は邪魔になるともいえます。


というのは、親戚の叔母さんやお母さんという設定上、あまり美人や艶っぽさはせっかくの作風にノイズとなってしまうからです。我々読者は美しい女性の絵で勃起するのでは決してありません。彼の作品で大前提として大事なのは日常であり、普通である事です。その日常や普通さが会話を通じてしだいに異常でグロテスクな状態を変化します、その危うさから再び日常に戻るといういつ果てるともしれない揺り戻しに私は勃起するのです。




ジャンルは違いますがこういった作風はブロッコリー妄想族さんというアダルトDVDメーカーの作風に通じるものがあります。彼らが扱う女優はオタクのOLやバンドでドラムをやってる娘などリアリティーあるちょいブサイクちゃん達です。彼女達の日常的に迫ったインタビューで普通にどこにでもいるような女の子やおばさんであることを視聴者に徹底的にアピールした上で、プロのAV男優さんをあてがい、彼女達の体液が全て排出されちゃうんじゃないかと心配になるくらい潮を吹かせ全身ビチョビチョにして逝かせまくります。我々視聴者は前半であれ程趣味について生き生きと熱く語っていた人間的な彼女からは程遠い、男のためのサックスドールと成り下がったメス顔丸出しの女の子達に興奮します。
はいとく先生もリアリティーと妄想のドラスティックな横断を作風する以上、ある程度の下手さ(ブロッコリー妄想族さんのブスさ)は彼の一種の武器であり、また作品に凄みを与へる小道具の1つなのかもしれません。
そんなはいとく先生ですが最近ちょっと画力が上達しているようで心配ですが引き続き1ファンとして応援を続けていきたいと思います。