NTR系漫画の先駆者、山文京伝先生の「月下香の檻」の第9巻の感想です。
概要
山文京伝作品はFANZAなどでダウンロードできます。
ストーリー
帰省した息子のいる家で、犯され続ける母唯子。
口では抵抗しつつも、もはや与えられる快楽の虜になってしまっているためか全てを受け入れてしまう。
暴走した満司と唯子は、あろうことかSEX目的で息子の夕飯に薬を盛って眠らせす。
深夜、薬の影響でぐっすりと眠る息子の寝室では、母唯子があらゆる痴態を繰り広げる…。
不自然な食事シーン
この巻の前半のクライマックスは静かな夕食シーンです。
奇妙なほど静まり返った食卓で親戚の親子の満司とその息子が、まるでこの家の主のような振る舞いで夕飯を食べています。
一方でこの家の家族であるはずの息子は、まるで他所の家に訪れているかのような気まずい思いをしています。
さらに母親は何故か息子をチラチラと見ながら顔を赤らめて食事をしています。
違和感が溢れるこの食事シーンが既に不思議とフシダラな雰囲気に満ち溢れています。
息子に薬を盛る悪い母
後半は薬を盛られた息子の寝室で唯子さんが犯されまくります。
この一連のシーンでは、満司は唯子に「家族」を裏切るSEXの快楽を教え込ませます。
寝ている息子の目の前で背徳的なSEXをする母は、満司のアレがいつもより硬く大きいことに気が付きます。
そして唯子は思わず独白してしまいます。
「この人も私と同じなんだ…。」
つまり唯子は無意識のうちに実の息子の目の前でするSEXが、普段のSEXよりも気持ちいいことを認めてしまっていて、その事実を自分自身の独白で気が付いて混乱しているのです。
数少ないセリフとキャラクターの行動で、これだけ複雑で背徳的で、奥深いエロスな世界観を創造できる山文先生には脱帽です。