NTR界の巨匠、山文京伝先生の「月下香の檻」の第11巻の感想です。
概要
山文京伝作品はFANZAなどでダウンロードできます。
ストーリー
母親の近況を案ずる息子をよそに、母唯子は満司の調教のエスカレートする調教を受け入れる日々が続いていた。
バイブレーターを股間に忍ばせて、乳房の先端に性的な興奮を促す器具を取り付けられた状態での散歩も日常的になり、近所のスーパーでは不倫相手である満司との関係を夫婦と勘違いされたことで、股間を濡らしてしまうようなふしだらな女に堕ちてしまっていた。
そしてついに清楚で家庭的であった唯子は、SMショーに出演して自らを貶める提案を受け入れてしまう。
言われるがままSMショーに出演するお母さん
この巻では唯子さんがSMショーに出演するまでの心理的葛藤を描いています。
家族と唯子さんを繋ぎとめるための小道具として「デジカメ」が使われ、かつて桜の下で撮影された3人家族のかけがえない思い出の回想シーンから始まります。
夫婦で仲良さげに息子の撮る写真撮影に応じる二人。
唯子さんの笑顔はまだかつての利発的な色彩を帯びています。
場面が変わると膣にローター型のバイブを埋め込まれた状態で、ブラジャーの装着は許されずに乳首に何やら卑猥な器具を装着させられて散歩する唯子さん。
二つのシーンの対比が素晴らしいです。
写真の中と同じ服を着ている唯子さんですが、その表情はかつてとは大きく違い紅葉した顔に虚ろな目、体全体が汗ばんでいて低い機械音が聞こえています。
唯子さんの回想シーンでは、最近の満司とのSEX漬けの日々と、旦那への蔑みの感情が芽生えている旨が伺えます。
スーパーマーケット内でバイブの刺激にうずくまる唯子さんを心配して声を掛けた老婦人に、「お似合いの夫婦ね。」と言われて股間を濡らす唯子さんの豹変っぷりが最高です。
そしてついにSMショーのステージに
後半、満司に口説き落とされて遂に唯子はSMショーに出演することになります。
狐のお面を着せられた姿が卑猥です。
このお面のチョイスがまた絶妙ですね、SMで使用されるような西洋風のマスクだとありきたりで詰まらない絵になってしまいます。
かといって日本の夏祭りで使用されるアニメやヒーローのお面では間抜けさが際立ってしまいます。
そこにきて「狐の面」はベストチョイスです。
「異様」な雰囲気と「エロさ」のバランスがちょうど良くて、きちんとエロイけど独特の存在感があるシーンになっています。
嫁の裏切りと惚けた旦那が交互に入れ替わることで、唯子の調教の異常性が強調されてエロさに拍車がかかります。